福岡市中央区薬院の肩こり、腰痛専門整体院整体院 慶（けい）

From : 副院長 河野孝則

｜肩こりと姿勢

いきなりですが…自分がどのような姿勢か、ちゃんと理解している人はどれぐらいいると思いますか？

数多くの方の身体をみてきて言えることは、理解できていない人ばかりです。100％と言いたいぐらいですね。

全く分かっていないというよりかは、ぼんや～りとした姿勢の評価止まりという感じです。

例えば「猫背なんですよね～」、「腰の反りが強いんです」、「O脚なんですよ！」などなど。

すごくぼんやりしていると思いませんか？

私たち専門家からすると、とても抽象的な表現に聞こえます。加えて、その判断は本当なの？と疑うことが多いです。

　猫背と思っていたけど実はそうではないケースもたくさんあります。なぜこのような誤った判断をしてしまうのでしょうか？

簡単な事です。正常がどのような姿勢なのかを知らないからです。正常を知らないのに、どうやってそれを異常と判断するのですか？ということです。

要は、明確な理由もなく感覚で判断しているケースばかりなのです。

｜姿勢のチェック方法

　では、みなさんが知りたいであろう正しい姿勢のポイントをご紹介していきます。

立位姿勢で確認するポイント。耳穴（耳垂）～肩（肩峰）～大腿骨大転子～膝蓋骨後面（膝関節裂隙）～外くるぶし（外果）を結んだ線が一直線になる姿勢が、正しい姿勢の基準と言われています。

難しい言葉が出てきて、はてなマークが頭の上に浮かんでいると思います。

詳しくは、下図を見て確認してください。

このポイントを基準に自分の姿勢を当てはめてみると一目瞭然ですよね！正常な姿勢を知る事で、自分の姿勢がどうなのかが理解できる上に、正常な姿勢を意識する事もできるようになります。

やみくもに、これが良い姿勢だろうと思い意識するのとでは大きな差があると思います。しっかりとこの図を頭に焼き付けて、このブログを読み終えた時には、正しい姿勢になっていることを願います！

｜悪い姿勢が及ぼす悪影響

　職業病なのか、街に出ると、人の歩き方や姿勢などを観察してしまい、あの人は腰に負担のかかる歩き方しているなぁとか、あの人の姿勢だと肩がこるだろうなぁとか…いろいろと考えてしまいます。

特に最近思うことは、姿勢が悪い小中学生を目にすることが多くなりました。

電車やバスに乗っているとスマホやゲームを片手に、ありえない姿勢で座っている光景を目にします。

中学生が肩こりで悩む時代がやってきています。99%姿勢の影響です。

みなさんは、それほど意識して他人の姿勢や歩き方を観察していないと思うのであまりピンとこないでしょうが、このブログを読んでしまった以上明日から他人の姿勢が気になっていることでしょう。

まさに…「人の振り見て我が振り直せ」ですね！

- 副院長 河野孝則