最終更新日:2017/08/05
あなた肩甲骨は動いてますか?
From : 副院長 河野孝則
|知ってますか?肩甲骨のこと
最近徐々に注目され始めている肩甲骨。肩を語る上では非常に重要な部位です。
なぜなら肩甲骨は肩関節を構成する一部分であり、肩の動きや腕全体の動きに関わるからです。
大きく捉えれば体幹の動きにまで影響を及ぼします。
実際に注目されている肩甲骨ですが、肩甲骨について何を知っていますか?
名前は知っていても、どんな機能があってどんな動きをするのか知らない事がたくさんあると思います。
そこで今回は、肩甲骨の動きについてお伝えします。
|肩甲骨の動きについて
よくお客様から「肩甲骨って動くんですか?」と質問されることがあります。
肩こり症状でお悩みの方は、高い確率で肩甲骨の可動域が低下していますので、肩甲骨が自由に動く印象がないのでしょう。
でも、実際は大きな可動域がある骨であり、その大きな可動域を維持しておかないと本来の機能を発揮することはできなくなります。
すなわち猫背姿勢により、肩甲骨周囲の筋肉が硬くなり肩甲骨の動きが低下しているということは、本来のパフォーマンスを引き出せていないということです
|肩甲骨6方向への動き
肩甲骨は大まかに6方向への動きがあります。
① 挙上
② 下制
③ 内転
④ 外転
⑤ 上方回旋
⑥ 下方回旋
図を見て動きを確認していただければ分かりやすいかと思います。
簡単に説明するとこの6方向の動きになりますが、実際の日常生活における肩甲骨の動きはより複雑です。
この6方向が混合された複雑な動きが行えることで、肩関節の自由かつ大きな可動域を保つことができています。
教科書や様々な文献等で、肩甲骨の正常可動域や参考可動域が書かれています。
もちろん参考にすることは大いに賛成ですが、その角度、数字に囚われすぎることはいかがなものかと思います。
正常な可動域として、教科書に90°と書いてあれば、誰でも90°必要なのでしょうか?
90°以上あれば異常なんでしょうか?90°以下では異常なんでしょうか?
個人個人で違います。
その方の生活環境や行っているスポーツ、先天的な要素なども考慮しなければいけません。
今回一番言いたいことは、肩甲骨は動く!ということです。
しかし、その動きはその人にとって本当に正常な動きなのか?もしくは異常な動きなのか?を見極めることが一番重要なポイントであることをお忘れなく!
- 副院長 河野孝則
施術のご予約
慶(けい)は福岡市中央区薬院に位置する「慢性腰痛」専門の整体院です。
ご予約はお電話またはメールよりお問い合わせください。
-
-
〒810-0004 福岡県福岡市中央区薬院2丁目2-24 チサンマンション第3博多 1003号室
薬院大通駅から徒歩2分!西鉄薬院駅から徒歩6分!
※薬院六つ角の交差点が目印です