From : 副院長 河野孝則
|鎖骨のチェックしていますか?
前回のブログでは、肩甲骨の動きについて説明しました。
[前回のブログ→あなたの肩甲骨は動いていますか?]
そこで今回は、肩甲骨の動きとあわせて必ず知っておくべき部位の動きについて説明していきます。
その部位は、鎖骨です!
みなさん鎖骨の動きに注目したことはありますか?
名前は聞くけど、あまり触れる機会が少ない部位かもしれないので注目度で言うと低いかもしれません。
しかし、肩を診ていくにあたって絶対に外せない部位になります!
なぜなら、何度もお伝えしているように、肩は上腕骨・鎖骨・肩甲骨の三つ骨により構成されているからです。
しかも、その中でも鎖骨は唯一体幹と直接的な連結がある骨なので、非常に重要な部位です。
|鎖骨の動き
今回は4種類の動作を伝えします。
① 挙上+上方回旋
肩を単独ですくめる運動をすると、鎖骨は挙上します。
しかし腕をバンザイする動作では、鎖骨の挙上にあわせて上方回旋の動きが加わります。
そのため、挙上と上方回旋をセットにして記載しています。
② 下制+下方回旋
肩を単独で下げる運動をすると、鎖骨は下制します。
しかし腕を後ろに曲げる動作では、鎖骨の下制にあわせて下方回旋の動きが加わります。
③ 前方移動
猫背姿勢になり、巻き肩になっている人は鎖骨が前方に移動しています。
④ 後方移動
猫背姿勢とは逆で、胸を張った時に鎖骨は後方へ移動します。
鎖骨はこのようにして各方向へ動きます。
あわせて理解していただきたいことは、肩甲骨と同調しながら動く部位であるということ。
そのため、鎖骨骨折や肩鎖関節脱臼によって鎖骨の動きが低下してしまうと、結果的に肩甲骨の動きも悪くなり、腕全体の動きにも影響が出てきます。
逆に、肩甲骨の動きが悪い場合には鎖骨の動きにも影響を及ぼします。
それぞれの動きが噛み合っていないと、肩はスムーズに動いてくれません。
ゴリゴリと関節の音が聞こえたりしませんか?それは正しい動きをしていない証拠です。
特に肩の動きの支点となる胸鎖関節はポイントです。
鎖骨の位置を左右で比較すると何かヒントが見えてくるかもしれません。
圧痛はありませんか?鎖骨が突出していませんか?
体幹と腕を結ぶ唯一の骨。
とても興味深く、たくさんの症状解決のヒントが隠れていそうな部位だと、わたしは思います・・・。
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- 副院長 河野孝則
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