From : 副院長 河野孝則
8月も終わりが近づいてきました!
朝・晩は少し涼しくなりましたが依然として日本は夏真っ盛りです!!
毎日自転車通勤していますが、正直熱中症になりそうで怖いです。信号待ちをするたびに汗がダラダラと滝のごとく流れ落ちています。
半袖短パンなので、もちろん肌は黒焦げです。
30度以上の気温が続くと男女ともに服装は薄着になりますよね?
特に女性は、体形を意識したりしているのではないでしょうか?
最近来られたお客様は、後ろ姿をきれいにしたい!肩甲骨のラインがきれいに見えるようになりたい!とおっしゃっていました。
さすが女性…美に対する意識がこれほど男性とは違うのか…と思わされました。
以前から何度もお伝えしているように、姿勢が悪くなると肩甲骨の動きが悪くなります。
特に猫背姿勢になっていると、肩甲骨の可動範囲はかなり狭くなり、窮屈な環境の中でしか動くことができません。
動かないということは、当然余分なお肉がついてしまいます…。
肩甲骨周囲は贅肉がつきやすいポイントです!
背中のお肉が気になる方は、肩甲骨が動いていない証拠だと思ってください!
|肩甲骨と筋肉について
ところで肩甲骨を動かしているものは、もちろん筋肉ですが、肩甲骨に付着している筋肉はいくつ存在するかご存知でしょうか?
3つ?4つ?5つ?
いえいえ…もっともっと!
実は、肩甲骨にはなんと17種類の筋肉が付着しています!
・棘下筋
・棘上筋
・小円筋
・肩甲下筋
・上腕二頭筋(短頭・長頭)
・小胸筋
・烏口腕筋
・僧帽筋
・三角筋
・広背筋
・上腕三頭筋
・大菱形筋
・小菱形筋
・前鋸筋
・大円筋
・広頚筋
・肩甲舌骨筋
聞いたこと無い筋肉もあると思いますが、一つの骨に対して17種類の筋肉が付着していることが何を意味するのか考えてください。
それほど、人間の体にとって肩甲骨は重要な部位であることを意味しています。
その肩甲骨の動きが悪くなるということは、上記の17種類の筋肉に少なからず何かしらの影響を与えていることになります。
特に僧帽筋や大小菱形筋、広背筋は、筋肉の幅やボリュームも大きいので、
硬くなってしまうと上半身の動きにかなり悪影響を及ぼしてしまいます。
|肩甲骨と代謝について
17種類の筋肉の活動量が少なくなれば、全身の代謝量も大きく変化してきます。
左右の筋肉を合わせれば17×2=34です。
左右あわせて34もの筋肉が硬くなると、筋肉自体の伸縮性が乏しくなるので筋肉に流入する血液量がガクッと低下します。
血流が悪くなるということは、老廃物が滞りやすくなり疲労を感じやすくなります。
加えて女性に多い冷え性の原因になっているケースも多々あります。
ヨガに行っても全く汗をかかないと仰っていたお客様が、肩甲骨の動きが出るようになっただけで、日頃の体温が上昇し、ヨガの最中に汗をかくようになったと笑顔で報告してくれたこともありました。
その時は、肩甲骨しか施術していないのにそんなところにまで良い影響があるんだと改めて肩甲骨の重要性を再認識させられました。
日常生活において、猫背姿勢になっていると必ず肩甲骨の動きは制限され、かつ肩甲骨に付着している筋肉の活動量も低下します。
肩甲骨の動きが悪くなるだけで、肩関節の機能障害を引き起こす以外に全身の代謝量の低下や疲労を蓄積しやすくなったりしますので、日頃から肩甲骨を意識して動かすことが非常に大事です!
肩の痛みから身体のスタイル維持まで幅広い役割を担う肩甲骨。
とても興味深い身体の一部分です。これからも日々追究していきます!
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- 副院長 河野孝則