From : 副院長 河野孝則
|肩こりとデスクワーク
近年、仕事をするためには必ずといっていい程必要なモノがあります。
パソコンです。
一日何時間も椅子に座りっぱなしでキーボードをカタカタして、液晶とにらめっこを続けていることでしょう。
首・肩・腕のダルさや疲労感を感じていない人の方が少ないのでは?
今日は、そんな日本国を支えているサラリーマンの方々の為に、少しでもお役に立つ情報をお伝えします!
|肩こりになる職場環境とは
職場での机の高さ、椅子の高さ、パソコンの位置を気にしたことありますか?
椅子の高さぐらいは調整したことあるけど…。という方が多いかと思います。
実際に、問診にて職場のデスクについてお話を聞くと、机が低いとか、パソコンのモニターが少し右側にあるとか、
いろいろと問題が出てきます!
しかし、もっと問題なのは、当の本人があまり気にしていないということです!
机は少し低いけど、会社の物だからどうすることもできないと思うのが現状ですね。
|肩こりになりにくい姿勢のポイント
デスクワーク中に肩・首・腕などに負担が少ない姿勢を保つには、どのような机や椅子の高さが良いのかポイント解説していきます。
まず、①肘の角度は90°になるようにしてください。
前腕部(肘から手首までの間)を支えるものがあればベストです!腕の重みを助けてくれます。
ちなみに片腕の重さは3~4キロあると言われています。両腕合わせると、約6~8キロです。
この重さを、何時間も宙に浮いた状態で保持していると…肩や首が悲鳴をあげるのも納得ですよね。
次に、②膝の角度を90°になるようにしてください。
足の裏全体が地面につくように椅子の高さ調整し、 膝裏は圧迫されないように気をつけましょう。
膝裏には、血管やリンパが通っているので長時間の圧迫ストレスが続くと足のむくみや冷え性を助長させる恐れがあります。
最後に、③パソコン画面の位置を正面あるいは視線が15°下方にしましょう。
あまりにも画面の位置が高すぎたり低すぎたりすると、首に負担がかかります!
以上が、肩こりになりにくい姿勢を保つためのポイントです。
高さ調整ができない椅子は、クッションなど利用してみましょう。
パソコン画面は土台の部分に、いらない雑誌などを挟んで高さ調整する工夫をしてください。
職場で机や椅子の高さ調整に困っているなら是非参考にしてください!
仕事中に、肩や首が気になると必ず集中力が低下します。
普段使用している、デスク周辺の環境を今一度見直して仕事の効率化を図りましょう!
海外では、従業員の身体のケアが優先されている国もあり、仕事で使う机や椅子全て高さ調整できるものを導入している企業もあります!
最近では、社内のスペースであればどこでも自由に使えるような、あえて自分の机を設けていない企業もありますよね。
立ってパソコンが打てるスペースも作られていたり。
しかし日本は、まだまだ椅子は調整できても机まで調整できる職場は少ないと思います。
従業員は会社の宝です。
宝を大事にすることで会社の生産効率アップにつながります。
簡単な配慮で、身体への負担は軽減できますので姿勢のチェックポイントを参考にしてみてください!
- 副院長 河野孝則