From : 副院長 河野孝則
肩こりの主な6つ原因とは…
1.日常生活の悪い姿勢
人間の頭の重さは、体重の約1/10と言われています。体重50gの人で約5Kgです。
以前もブログで書きましたが、ボーリングの玉だと大体11ポンドの重さになります。
11ポンドの玉が首の上に乗っている状態をイメージしてください。
少し姿勢が悪くなるだけで支えている首や肩にもろに負担がかかることが容易に想像できますよね。
特にパソコン画面を見ている時、スマホやゲームをしている時など
・猫背になっている
・身体が前傾になっている
・ずーっと下を向いている
このような姿勢で生活していると、整形外科でよく診断されるストレートネックという状態になりやすく、結果として慢性的な肩こりになっていきます。
2.冷えからくる血行不良
これからの寒い季節は、寒さで筋肉を縮めてしまうので血行不良による肩こりになりやすいです。
夏場でもクーラーや扇風機などをガンガン利用しているので、首・肩周囲は冷えていることが多いです。
寒さを感じると筋肉が縮まる→血行不良→筋肉が酸欠→痛み・だるさ
このような悪循環になります。
痛みが出ると、また力が入って筋肉が硬くなって…。
どこかで断ち切らないと、どんどん症状は悪化していきます。
3.歯の噛み合わせ
案外知られていない、歯のかみ合わせによる肩こり。
歯を喰いしばる動作では、咀嚼筋(側頭筋・咬筋・内外側翼突筋)と呼ばれる筋が働きます。これらの筋肉がアンバランスに使用にされると、首や肩にストレスを与えてしまいます。
片側で噛む癖があったり、歯ぎしりがあったりして、絶えず力が入っていると要注意ですね!
4.パソコン・スマホ・ゲームによる眼精疲労
ブログで何度もお伝えしていますが液晶画面を見過ぎると、目に過剰な刺激が入り、集中して画面を見るので瞬きの回数も減少して疲労が蓄積します。
目を動かす筋肉も硬くなり、ピント調整もしづらくなります。
このような状態が長く続けば、目がかすんだり視力が低下したりするので気をつけましょう!視力が低下すると、姿勢まで悪くなるのでまさに悪循環です!
5.筋肉量
肩こりが女性に多い原因として、男女の筋肉量の差といわれています。
単純に考えると、5kgの頭を細い首で支える為には、それなりの筋肉が必要です。
一般的に女性は、男性より筋肉量が少ない為、肩こりになりやすいと言えます。
6.精神的ストレス
日本人に多いと言えるかもしれません。
仕事での過度なプレッシャーや、悪い人間関係などが続いてしまうと誰しもストレスを抱えてしまうものです。ストレスを抱えると、自律神経の調整が上手く行えず、常に緊張状態が続くようになりがちです。交感神経優位の身体になると、睡眠をしても数時間で目が覚めてしまい、疲労回復が行えなくなる可能性もあります。
お金は貯めても、ストレスは貯めこまないようにしましょう!
以上が、肩こりの主な6つの原因です。
最終的な原因は人それぞれで違います。
普段あなたがどのような生活をしているかによって、身体にかかる負担が異なるからです。
仕事中、良い姿勢を意識するだけでも、症状が変化することもあります。
まずは、自分自身のカラダについて知ることが大切ですね!!
- 副院長 河野孝則