From : 院長 井上裕康
こんにちは。井上です。
先ほど、
<講師> 東京大学医学部 総合放射線腫瘍学講座 特任教授 中川 恵一 先生による
世界一受けたい『がん』の授業にオンラインにて参加しました。
なので今日はそれを踏まえて
現在日本人からは切っても切れないがんについてお伝えしようかなと思います。
講義を受ける前の私の『がん』に対する勝手なイメージはこんな感じ↓↓
・最近は不治の病ではないと聞くけど、具体的にはわからない
・がんは食品添加物が発現因子だ。なるべく無添加のものを食べたいと思っている。
・がんは喫煙や飲酒により罹患率が上がるんだ
・家族にがん患者がいたら遺伝しやすい
上記のような私と似た考え方の人、多いのでは?
このようなイメージがある方は是非ご覧ください。
【※注意】
この記事に対する考えはそれぞれあると思います。
物事には必ず例外があったり人体には解明されていない点があるのも充分わかります。
ただ、そういった主張やコメントをしたい場合はご自身のプラットフォームにてお願いいたします。
講義を受けて皆様にお伝えしないといけない!と私が思った私の考えを私のプラットホームで発信していますので、ご理解ください。
※講義の画像などは引用などが禁止されている可能性があるので、今回は掲載を全て控えます。
【概要】
・がん患者は毎年増え続けている
(厚生労働省サイト;https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai06/kekka3.html)より抜粋
1970年代から脳卒中で亡くなる人が減っている。
これは肉を食べるようになったので、血管(タンパク質やコレステロールでできている)が強くなってきたのだ。と中川先生は解説されていました。
その部分と交差するようにがんの患者さんは増えています。
⇨最近では罹患者の数において胃がん<大腸がんになっているとのデータが。
和食⇨洋食の食生活の変化により、肉を多く食べるようになった。
血管などは強くなるが… ということでしょうか?
・現代人は体は若いが遺伝子は年齢分、老化している
最近では後期高齢者(75歳〜)なんて言葉を耳にしますが、75歳でも若々しい人は多い。
・がん死亡率は 日本は米国の1.6倍
・人口は3倍近いのに患者数はほぼ同数
⇨この数字の原因に関する具体的な解説はありませんでした。
【予防と早期発見が大事】
今日伝えたいことはここから!!
引用国立がん予防センター;https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/2832.html
予防可能ながんの要因に関して、喫煙・感染が突出して多いことがわかっている
胃がんではピロリ菌:胃がんの98%を占める
一部の肝臓がん:肝炎ウィルスが90%を占める
子宮頸がん:HPVウィルスが95%を占める
など、ウィルスによる原因が多いことがわかっています。
最近の子供たちの保健体育の授業ではこういった内容が盛り込まれているようで、
私を含めて、現在の大人はこう言ったことを知らされていない。
医学は日々進歩しているんだなと実感しました。
加えて、私個人的に身体に良くないと思っていた、
赤肉加工肉の過剰摂取に関しては、このデータを見る限りはそこまで多くない、
むしろ飲酒・高塩分食品摂取がリスク因子になる確率が高いことに驚きました。
特に飲んでから顔が赤くなる人!(東洋人に多いらしい)
リスクが50倍に跳ね上がるらしいです…(私もなので、ほどほどにします泣)
食事や生活習慣を十分に気をつけても、なる時はなる。
1cmのがんになるまで約20年かかる。
⇨早期発見・治療が完治のカギ
最近のテレワークにより、通勤する人が以前より少なくなっている。
座る時間が長い人ほどリスクが上がることがわかってきている。
こちらの京都府立医科大学のレポート(引用文献;chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/files/27489.pdf)
をご覧ください。
座ることが身体に悪いということが、これでもかって位書かれています。
確かに長時間同一姿勢を取ることは腰痛・肩こりにも悪影響を及ぼします。
⇨井上が考えるテレワーク(通勤がない人)対策としては
・朝起きて家の周りを15分くらい散歩
・スタンディングデスクへの変更
・ちょくちょく(30分間隔)立ち上がる【腰痛対策にも◯】
・足踏み運動【腿上げ】50回
私も気をつけています。
しっかり体を動かして、腰痛肩こりに限らず、さまざまなリスクを予防しましょう!
【がん登録者数はコロナ禍を境に初めて減少している】
(コロナ禍で検査を受けている人が減っているので、患者登録数が減少している)
⇨そんなはずはない、早めに健康診断を受ける
(まとめ)
・コロナ禍の影響により、がん検診数が減っていることが心配なので検診に行きましょう
⇨このブログを読んでいる人が一人でも検診を受けて早期発見につながれば嬉しい
⇨検診を受ける理由としては、がんに罹患する原因としてウィルス感染の割合が大きかったから、早期発見による治癒率は昔に比べ大幅に上昇しているから
・座っていることのリスクが大きい
⇨立ちあがろう 日本(少しでもこの考えが広まれば嬉しいし、健康になる人が増える)
・遺伝は全体の5%ほど
⇨家族に関わらず自分自身の問題として考えた方がいいみたいです
そして、、、
私が個人的に危惧しているのは
【ストレス】です。
生活習慣病にかかる背景には、ストレスによる過食・運動不足などがあると個人的には思います。
ストレス⇨やけ食い⇨肥満・高血圧など⇨がんリスク上昇
この辺はエビデンスはなく、考えられる!くらいの話ですが。
いかがでしたか?
あなたの知らない知識が一つでもあれば、参考になればなと思います。
日頃からストレスケア・体のケアをしっかり行いたいですね。
乱文になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた来月、お会いしましょうー!
p.s
今年もあと1ヶ月!
今年初めに決めた私の漢字は【挑】でした。
いろいろなことに挑戦したんですよ。
苦手な釣りをしてイカを釣ってみたり、
新しい勉強会に参加して新たな技術を学んだり。
まだあと1ヶ月あるので現在もあることに挑戦中です。
さぁ、来年の漢字は何にしよう。
あなたは何にしますか?
- 院長 井上裕康