From : 副院長 河野孝則
6月中旬になりました!
梅雨に入ったものの、そこまでまだ雨の日が続く印象はありませんよね!
これから梅雨本番なのでしょうか…?
この時期になると必ずといっていいほど、ご相談いただくのが…
「頭痛」
天気が悪くなると、「頭痛」がひどくなり集中できない人が増加します。
なぜ天気が悪くなると、「頭痛」がひどくなるのでしょうか??
頭痛の原因は低気圧
低気圧は私たちの身体にさまざまな影響を与えますが、その中でも頭痛はよく知られた症状です。
なぜ低気圧と頭痛の関係があるのでしょうか?他にも体の不調が現れる理由などについて、詳しく見ていきましょう。
まず、低気圧と頭痛の関係は「気象病」として知られています。
低気圧が近づくと、大気の圧力が下がり、空気中の酸素レベルが低下します。
そうすると、血管が収縮してしまい、血液の循環が悪くなる可能性があります。
頭痛は、この血管の収縮や拡張に関連して起こることが多いです。
さらに、低気圧の影響で湿度や気温の変化も起こります。
これによって体内の血管が収縮や拡張しやすくなり、神経組織が刺激されることで頭痛が引き起こされることもあります。
気圧の変化が急激に起こった場合は、体内の酸素や二酸化炭素の濃度にも変化をもたらし、頭痛を引き起こす原因になることも…。
低気圧が引き起こす体の不調
□関節の痛み(古傷が痛む)
低気圧の影響で、関節や筋肉の痛みが引き起こされることがあります。
気圧の変化によって、組織の圧力が変わり、関節周辺の神経が刺激されるためです。
□疲労感・重ダルさ
低気圧が近づくと、気圧の変化によって酸素供給が不安定になることがあります。
そのため、体の代謝が低下し、疲労感やなんかスッキリしないと感じやすくなります。
□不安や気分の変化
気圧の変化は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンのバランスにも影響を及ぼすことがあります。
セロトニンとは、ストレスに対して効能のある脳内物質。
ドーパミンは、「意欲」「運動」「快楽」に関係する脳内物質。
この二つが減少すると、うつ症状になりやすいといわれています!
低気圧の影響を最小限に抑えるためには、適切な休息、水分補給、ストレスの管理などが重要です。
また普段から肩こりや首こり、肩甲骨の固さなどでお悩みの方は、元々血流が悪いので
低気圧によって、より症状が顕著になることがあります。
ちょっと時期的に暑いですが、ゆっくり湯船につかって
全身の筋肉を温めて血流を改善させましょう!
お風呂上りには、しっかりとストレッチを行いメンテナンスしてあげましょう♪
低気圧による体の不調は個人によって異なる場合もありますので、自身の体調に合わせた対策を行うことが大切です。
しっかりとケアをして、快適な日々を過ごしましょう!
- 副院長 河野孝則