From : 副院長 河野孝則
|睡眠と肩こり
最近、重度の肩こりでお悩みの方と接する機会が多く、深くお話を聞いていくと結構な割合で
睡眠不足と訴える方が多いです。
夜中に目が覚める、全然寝た気がしない、寝苦しい、呼吸がしにくい、朝起きた時に身体が重たい…など。
加えて日本は、先進国の中でも1位2位を争うぐらい睡眠時間が少ない国です。
ご存知でしたか?
高校生の約7割以上が午前0時を過ぎてから睡眠をするというデータもあります。
寝る直前まで、テレビやゲーム、スマホ等を使用している人も多いことでしょう。
“睡眠は人生の3分の1を占める”
これほど多くの時間を睡眠に割り当てなければならないことを再度認識しましょう。
人生80年とすると、約27年もの時間になります。
睡眠時間も少なければ、睡眠の質も悪い。それで、仕事の疲れが完全に取れると思いますか?
|睡眠と寝具
あなたは寝ている時に、首、肩、腰が痛くなっていませんか?
朝起きた時、首、肩、腰が痛くなっていませんか?
実は、カラダを休めるはずの睡眠も間違った寝方をすると、カラダに負担をかけることになります。
硬すぎる敷布団や柔らかすぎるマットレスが原因で朝起きると腰痛が発生したり…
枕の高さが合わずに寝苦しかったり…
中でも枕の高さは腰痛や肩こりにすごく関係があります。
体を横から見ると、首(頸椎)と腰(腰椎)が前方にカーブし、胸(胸椎)後方にカーブしています。
このように、背骨が絶妙なS字カーブを描いているため、全体がバネのように働き、バランスと強さを維持しています。
しかし、背骨のバランスが少しでも崩れると、全体に歪みが生じてしまい、首の痛みや腰痛、肩こりの症状が現れるのです。
その背骨のバランスを崩す要因の一つが、枕の高さというわけです。
一番理想的な寝る姿勢は、立っている時の良い姿勢をそのまま横にした姿勢といわれています。
枕が高すぎると、頭が前に突出した状態になり、首のカーブが減少し背面の筋が伸長されます。
気道も狭くなるため、呼吸も浅くなります。
逆に低すぎると、アゴが上を向き首のカーブが増加し、背面の筋が短縮します。
一番良いのは、アゴを軽く引いた状態で、耳の穴と肩先が同じ高さになるのがベストです!
横を向いて寝る場合は、顔の中心と胸の中心が一直線になるように高さ調整してください。
自宅にあるバスタオルやタオルケット等を折りたたんで高さ調整すれば、わざわざ高級な枕を購入しなくても自分にピッタリな枕を作る事ができますよ!
もともと何の問題がなかった人でも、枕やマットレスを変えただけで体に不調が出てしまい、肩こりや腰痛を引き起こしてしまうことが多々あります。
しっかりと自分の体と自分の環境を見つめ直して、明日の朝からスッキリ目覚められること期待しています!
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- 副院長 河野孝則