From : 副院長 河野孝則
|パソコンと人間の共存
現代社会で生きていく上で、必須条件になっているスキルがあります。
それはパソコン作業です。
あらゆる数字の計算や管理、顧客情報の管理やデータ収集・解析、お店の検索、様々な用途でパソコンは使用されています。
実際に今私がこのブログを書けているのは、パソコンのキーボードを打つことができるからです。
私の両親も仕事や自宅でパソコンを使用しています。めったに連絡を取らない両親から電話がかかってきたかと思えば、パソコンで○○をするにはどうすればいい?とお客様相談窓口として頼りにされています。
今や小さい子供から高齢者まで幅広い年齢層でパソコンは使用されています。
ひと昔前は、一家に一台デスクトップ型のパソコンがあるイメージでした。
しかし現在は大学に進学すれば、授業のレポート提出等があるため一人一台ノートパソコンを持っている時代に変換しています。
一日10時間ぐらい仕事でパソコンを使っているお客様もいました。
レポート作成のために、低いテーブルで座椅子に座り、長時間パソコンを使っている大学生もいました。
同一姿勢が長時間続くため、肩・腰の筋緊張は知らない間に高くなります。
かじりついた様に集中してパソコンの液晶を見るので眼精疲労を起こします。
キーボードでのタイピングやマウス操作で、手や腕の疲労が高まります。
何かの作業をする為には、欠かせないモノとなってしまったパソコン。
作業の効率や質はパソコンが普及していることで、各段と成長していると思います。
しかしその反面、パソコンを使用している人間に、肉体的疲労が蓄積していることも事実です。
良いモノを使用するには、使用する人が良い状態でなければ最高のパフォーマンスは引き出せないはずです。
今一度、パソコンの使用方法に対して考えていくべきだと、私は思います。
パソコンは、一種の諸刃の剣ではないでしょうか・・・。
文章を書いていると、だんだんと気持ちが高ぶってしまい、前置きが長くなってしまいましたが、これだけパソコンの使用率が高くなり、使用頻度も多くなれば大半の人が疲れる部位を想定できます。
|肩こりと腕の疲労
特に注目していただきたい部位は、腕!
その腕のなかでも、更に注目していただきたいのは腕橈骨筋です!
腕橈骨筋は、肩や首との関連が強く、肩こり症状の原因になりやすい筋肉です。
パソコン作業で、指を長時間使用していると腕に負担がかかるので、腕橈骨筋にも固さが出てきてしまいます。
肩こりなのに腕?と思うかもしれませんが、多くの慢性痛の原因は症状が出ている部位に無いケースがほとんどです。
一度騙されたと思って、腕を検査してみてください。きっといつもと違う結果が得られるはずです。
肩こり症状でお悩みの方は、図の部位を指を使ってほぐしてください。
肘のくぼみから指二つ外側の位置を目安にしてください。
強く押すと痛い場合がありますのでくれぐれも注意してくださいね!
- 副院長 河野孝則