From : 副院長 河野孝則
こんにちは!
2月中旬になり、そろそろ暖かくなってくるかなと思いきや
寒さがまだ残っていますね…。
皆様、体調には十分気を付けてお過ごしください!
さて本日は、「股関節の痛み」についてお伝えしたいと思います。
なぜか最近、股関節の痛みや違和感などのお問い合わせが増えております!
足の悩みは、歩けなくなることに直結してくるので
やはり不安に陥りやすいですよね…。
股関節を手術して、人工関節にした話を周囲から聞くこともあるでしょう。
できれば自分の足で、いつまでも自由に歩けることが一番です。
股関節は、身体の各関節の中でも一番負担がかかる場所です。
股関節にどれぐらいの負荷がかかっているかご存知ですか?
片足立ちをする場合、支えている足には
体重の約3倍の力が加わっています!
50㎏の方だと ➡ 150㎏
70㎏の方だと ➡ 210㎏!!
これが痩せなきゃ足に負担がかかるよーって言われる理由です。
コロナ禍で、外出する頻度が減って全然歩かなくなった!
結果コロナが流行りだしてから5㎏ぐらい太ったんだよね~…。
思い当たる方はいませんか?
体重は5㎏の増加ですが、股関節には3倍の15㎏の負荷が増えていることになります!
もちろんそれを支えるだけの筋肉が一緒に増えていれば問題ないですが、
大半の方は、運動不足で脂肪が増えているはずです。
むしろ動く量が減っているので筋肉量は減少しているかもしれません。
脂肪が増えて、筋肉量が減って、股関節に体重の3倍の負荷がかかる。
股関節からしてみれば、そんな辛いことはないですよね!
なので体重の管理は、関節への負担を減らすためには重要です。
しかし、すごく太っている方が全員股関節が痛くなっているのかというと
それはNOですよね。
なぜかというと、股関節かかる負担は大きいけれどバランスよく体を使えているからです。
股関節の可動域が悪い、痛みがある人の8割ぐらいは
足指、足首の使い方に問題があります!
足というのは、大きく分けると
股関節、膝関節、足関節、足指
分類できます。
足首の関節が固くて動きが悪くなってしまうと、
その上に乗っている膝や股関節で、足首が動かない部分をカバーしなければなりません。
このような状態で、体重の3倍の負荷がかかり続けていれば
膝や股関節にさらに負担がかかることになり、
体重の3倍どころか4倍5倍…と増えていく可能性があります。
予防策としては、足首の柔軟性を高めておくこと。
両手を壁につけて、よくあるアキレス腱を伸ばすようなストレッチを行いましょう!
え、こんな簡単なストレッチでいいの?
と思うかもしれませんが、伸ばすと意外と硬いことに気が付きます。
あえて難しいことをする必要はありません!
簡単なことを毎日忘れず行うだけでも、しっかり体は変わっていきますよ^^
体は連動して動いているので、痛みが出ている場所に原因があるとは限りません。
会社でもそうですが、一人が仕事をさぼったりして能力を発揮しなければ
他の人に負担のしわ寄せがいき、1.5人分の仕事をせざるを得なくなります。
「余計な仕事を増やしやがって…。」
経験ありませんか?笑
体も同様で、全てがさぼることなくバランスよく使えるように心掛けないとダメですね!
- 副院長 河野孝則